千葉ロッテ2020年シーズン振り返り<7月>
今回は千葉ロッテマリーンズ2020年シーズンの7月を振り返っていきます!
ロッテにとって7月は苦しい一か月となりました。
月間成績は10勝16敗と借金を6つも作ってしまうこととなりました。
こうなってしまった最大の原因は連勝が一度もなかったことです。
6月の開幕ダッシュから失速してしまった理由を探っていきましょう。
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まずは打撃から。
公式戦の試合数に大きな差があるので参考程度の比較になりますが、6月のチーム打率が.244だったのに対し、7月は.237と低下しました。
しかし、着目すべき点は投手陣の成績でしょう。
6月のチーム防御率3.87から7月は4.78と大幅に悪化してしまいました。これはロッテの試合を見ていた方からすると、言われなくてもわかるというような成績かもしれません。。。
<参考資料>
- nf3 - Baseball Data House ロッテ - チームデータ -
投手陣の崩壊の始まりは、7月7日の登板を最後にジャクソン投手が緊急退団してしまったことが大きかったのではないでしょうか。
乱打戦となった7月7日のライオンズ戦で、ジャクソン投手はホールドを挙げ、勝利に貢献しました。調子も上がってきたと見えていた中、登板翌日、登録抹消が発表、そして退団が発表されました。
ライオンズ戦の全カード、楽天との6連戦では1勝5敗、6試合で39失点と手も足も出ずという状態だった中、本拠地に戻り幸先の良いスタートを切ったと思った矢先の緊急事態でした。
この緊急事態により益田投手の前を投げる投手が一人いなくなってしまいました。
2019年シーズンの一番大きな課題は益田投手の前に投げる投手の不在でしたので、どうようの問題に頭を抱えることになります。
昨シーズンとは異なり、安定感のあるハーマン投手が加入していたことによって7,8回のどちらかは安泰でしたが、もう一イニングで追いつかれ勝利を逃すという試合展開もあり、魔の7回、8回と呼ばれてしまうこともありました。
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そんな厳しい月となった7月でしたが、希望の光もありました!
何と言っても、安田尚憲選手の初4番スタメンです!
7月21日、メットライフドームでの西武戦でした。
プロ初の4番に座ると、第一打席でいきなりタイムリーヒットを放ちました!
この試合を皮切りに安田選手はシーズンの大半を4番として過ごすこととなります。
よく、井口監督が安田選手を4番に据えたことに対して批判を目にすることがありますが、当時のチーム状況や選手の状態を鑑みると、安田選手の4番抜擢は必然的であったと私は考えます。
しかし、その後もシーズン終盤まで彼を4番から外さなかったことは紛れもなく井口監督の功績であると思います!
育成と勝利を両立させた采配であったと言えるのではないでしょうか。
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もう一つ喜ばしい出来事がありました。
それは7月25日の種市投手プロ初完封です!
昨シーズンから抜群の安定感を誇っていた種市投手ですが、この日の投球は新時代のエース誕生を予感ではなく、確信させる投球内容でした。
最後の打者を三振に取るシーンでは思わず吠えてしまいました(笑)
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しかし、悲しいこともありました。
安田選手初4番の翌日7月22日、荻野貴司選手が故障により離脱してしまいます。。。
2019年は一年間通して大きな怪我がなく、初の規定打席到達、さらにベストナインにも選出された幕張の韋駄天ですが、2020年はシーズン完走とはなりませんでした。
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今回は7月の戦いを振り返っていきました!
次回は8月についてになります!最後まで読んでいただきありがとうございました!!